そんなことを突然言われても、あなたはピンとこなかったかもしれません。
しかし、『警察白書』(2021年版)によれば、2020年のサイバー犯罪の検挙数は9875件で、過去最多を更新。
1年間で日本の約1800万人が被害に遭い、被害額は220億円にのぼると推定されています。
(「ノートンサイバー犯罪調査レポート 2021」)
また、2024年8月には、KADOKAWAが、サイバー攻撃を受け、36億円の損失を計上すると発表しました。
しかも、BlackBerry Japanの調査(グローバル脅威インテリジェンスレポート)によると、
日本は、米国に次いで世界で2番目に多く攻撃を受けていたことが分かったのです…
想像してみてください...
ある日突然、都市の電力網がダウンすることを...
信号機が機能せず、交通は大混乱に陥り…
制御を失った鉄道や車が暴れ狂い、日常生活が一瞬で崩壊...
銀行のシステムが破壊され、人々は預金にアクセスできなくなり、経済は麻痺…
病院の生命維持装置が停止し、命の危機が迫る…
と、こうした事態が、国家間の“サイバー攻撃”の一環として現実に起こり得るのです。
もしかするとあなたは、
「サイバー攻撃なんて大したことないんじゃないの?」だったり、
「サイバー攻撃されたところで自分には関係のない話」だと考えていたりしませんでしたか?
しかし、その数は着実に増え、着実に日本にその魔の手を伸ばしてきています。
例えば、JR東日本へのサイバー攻撃や大手企業だけでなく、東京、京都、和歌山、徳島といった自治体までに及ぶ「サイバー攻撃」は止まることを知りません。
今回の講座では、そんな「サイバー攻撃」について、アメリカ屈指の名門マサチューセッツ工科大学で「サイバー空間」という第5の戦場を最前線で研究されてきた山田氏が徹底解説!
日本で今、何が起きているのか?日本が晒されている危機について、さらにはあなたがサイバーリテラシーを高めるために必要な知識、また攻撃からの対処法まで全てを解き明かしていただきます。